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日本は「輸入車の墓場」だ、と…?
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 日本人の中に、「日本は輸入車の墓場だ」という言葉を聞いたことがある人がどれほどいるだろうか。

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 筆者は韓国のニュースを見るようになってから、初めてその言葉を知った。それもそのはずで、この言葉は韓国メディアが好んで使う表現だ。

 最近でも、韓国メディアが“墓場”という単語を使って、「日本が『輸入車の墓場』ということが改めて証明された」「“輸入車の墓場”日本市場…“小さくて安価な電気自動車で攻略すべき”」といったタイトルの記事を出していた。

 これら記事は、6月20日に韓国自動車研究院から発表された「日本・完成車内需市場の特性」に関連する内容をもとに報道したものだ。

 ちなみに、引用元の報告書に輸入車の墓場という言葉は一切出てこないのに、どうしてこぞって「墓場」と報じるのだろうか。

 今回は、日本が輸入車の墓場と言われる理由について、日韓の現状を比較しながら紹介したいと思う。

「日本で売れている車」のリアル
トヨタが最強 photo/gettyimages

 前述した韓国メディアの記事冒頭には「日本の完成車内需市場は445万台で、中国、米国に続いて世界3位の規模だ。これは、韓国の173万台より2.6倍も大きい」と書かれている。

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した、2021年1月から12月累計の新車販売台数には、確かに登録車:279万5818台、軽自動車:165万2522台、計:444万8340台とある(前年比はそれぞれ、▲2.9%、▲3.8%、▲3.3%)。

 自国ブランドの販売割合は93.4%で、そのうちトヨタ自動車が47.4%と半数近くのシェアを誇っている。これが、韓国メディアが日本の自動車市場を輸入車の墓場だと指摘する理由である。つまり、内需が強すぎて、輸入車は選択肢から外されることが多いから、日本に進出してもカネにならないということだ。

 自国ブランドが強いということは、日本における輸入ブランドの需要が低いともいえる。

 実際は、どうか。日本市場における海外メーカーの売れ行きについては、日本自動車輸入組合が発表した2021年度(2021年4月から2022年3月)の輸入車販売台数ランキングを見ると、1位:メルセデスベンツで5万551台(9.1%減/4年連続減)、2位:フォルクスワーゲンで3万5011台(8.7%増/2年振り増)、3位:BMWで3万3610台(7.6%減/4年連続減)とあった。

 上位3社の販売台数を合算すると11万9172台だ。
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