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日本焼酒(ソジュ、「焼酎」。)熱風、その後は乙の反撃があった

日本スーパーの焼酒陳列台。最近焼酒ブームが吹いている。
大韓民国国民酒「焼酒」の根を探るには、モンゴル帝国の全盛期時代の13世紀までさかのぼらなければならない。当時、中国・元国を通じて、中東地域の蒸留法が紹介されたことから始まったというのが定説だ。「安東焼酒」も、実は高麗末期の日本遠征を目的としたモンゴル軍の兵站基地が安東に位置したことからその由来が始まった。過去、大部分の文化伝播経路がそうだったように、焼酒の製造法もこのように韓半島を経た後、自然に日本に渡ったのだろう。壬辰倭乱の時、日本に強制的に連れて行かれた朝鮮人捕虜によって伝授されたという説も有力だ。もちろん、沖縄を経て南方から伝播したという主張もある。歴史的には16世紀から日本で既に製造が行われたという記録が伝えられている。参考に「焼酒(ソジュ)」という漢字を使う我が国に比べ、日本は「ショウチュウ(しょうちゅう)」と発音して、「焼酎」という漢字を使っている。

どう見ても日本の焼酒の歴史は決して短くない伝統を持っている。しかし、長い間、日本焼酒は伝統日本酒である清酒(日本酒)の陰に隠れて注目されなかった。日本固有の食習慣に照らして、アルコール度数の高い蒸留酒である焼酒がきちんと定着することは、容易くなかっただろう。しかし、最近は変わった。日本焼酒の黄金期という言葉が出るほど、日本でも焼酒が全盛期を迎えている。日本で愛酒家たちの趣向の多角化とともに、根気ある製造技術の改善を通じた良質の製品生産が消費者にアピールしたためだ。

焼酒にも甲と乙がある
日本焼酒には大きく分けてカプリュ焼酒(甲類焼酎)とウリュ焼酒(乙類焼酎)の2種類がある。日本の近代化が進み始めた明治時代(1868~1912)に英国から醸造用アルコールの大量生産が可能な連続式蒸留機が入ってくるようになる。これを通じて生産され始めた新たな焼酒は、当時の日本人にとって先端技術の産物として大きな反応を得て、いわゆる「新式焼酒」として受け入れられた。一方、伝統的である焼酒は「旧式焼酒」と呼ばれ始めた。このような考え方の影響で、1953年制定された酒税法に基づき焼酒を蒸留法によって分類する時も新式焼酒を「甲類焼酒」に、そして旧式焼酒を「乙類焼酒」にそれぞれ命名した。

甲類焼酒は、言わば現在の我が国で見られる焼酒、すなわち希釈式焼酒に該当する。サツマイモ、糖蜜、タピオカなどを原料として連続式蒸留機を経て得られる酒精が基本材料だ。ここに水を混ぜて適切に薄めれば甲類焼酒になる。不純物が少なく飲みやすいという特徴があるが、深い風味はない。価格も安いために、混合酒飲料を作ったり、漬け酒を作る時に多く使われる。甲類焼酒にも原則的には別途の甘味料を添加しないため、酒の味は使用する水に左右される。どうしても甘みのある我が国の焼酒とは味に差がある。アルコール度数は酒税法により36%未満と規定されるが、一般的に25%焼酒が主流となっている。

反面、乙類焼酒は麦、サツマイモなどの単一材料を使用して単式蒸留機で蒸留した製品をいう。単式蒸留法の特性上、アルコール生産性は連続蒸留機に比べて顕著に劣るが、蒸留時に材料固有の香味成分がそのまま維持され、特有の風味と深みのある味を見せるという特徴があり、高級品と見なされている。日本の伝統焼酒メーカーは「乙類」という用語がまるで「甲類」に比べて質が劣る製品だという誤解を招く恐れがあるため、代わりに本格焼酒(本格焼酎)という用語をボトルに併記できるようにしてほしいと請願し、今は全ての乙類焼酒でこの用語を使用している。

キム・ウォンゴンソウル大胸部外科名誉教授

週刊朝鮮(韓国語)
https://n.news.naver.com/mnews/article/053/0000032069
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