#ゆっくり解説 #腸チフスのメアリー #ニューヨーク
今回紹介するのは、以前から多くのリクエストがありました、「腸チフスのメアリー」です。
1883年のアメリカ合衆国、ニューヨーク州のとある高級住宅街で働く使用人の女性「メアリー」は、その料理や性格、人柄などを買われ、裕福な家庭に雇われ、日々その家族に料理をふるまっていました。

しかし、彼女が働く家庭では、次々に家主や「腸チフス」に感染し、これまで数十名もの感染者を出していました。
ですが彼女自身には症状が現れず、原因の特定には時間がかかりましたが、メアリーは病原菌の無症状保菌者「無症候性キャリア」だということが判明。
彼女は直ちに孤島の施設に隔離され、治療が行われました。
これまで、腸チフスのような強い毒性のある菌によって、無症候性キャリアが現れることは、当時としては考えられない事だったため、このことが報道されると、彼女は「腸チフスのメアリー」として、たちまち世間に知られることとなりました。

アメリカ初の無症候性キャリア、メアリーをめぐっての一連の騒動は、公衆衛生、疫病、人権など、様々な視点から議論が起き、現在でも教材として語られるほど、歴史に強く刻まれることになりました。

00:00 冒頭挨拶
00:31 視聴上の注意
1:09 現地の説明
2:15 「メアリー・マローン」
2:45 料理上手だったメアリー
3:09 裕福な家庭へ
3:50 異変
4:02 「腸チフス」
5:16 高級住宅街では考えられない病気
5:48 献身的な看病をしたが…
6:30 衛生士「ジョージ・ソーパー」
7:14 疫病の中心には、必ず彼女がいた
7:39 検査を拒否したメアリー
9:47 強制検査の結果
9:55 「無症候性キャリア」
11:10 メアリーの得意料理「桃のアイス」
11:50 隔離生活がはじまり
14:08 一時は解放されたメアリーだったが
14:55 最悪の形で発見されたメアリー
16:02 再び隔離され、その生涯を終える
16:41 メアリーについては様々な議論が
18:45 現在でも語られる、公衆衛生教材
19:13 今の私たちも考えなければいけない

引用・出展・参考文献
厚生労働省
https://ishort.ink/ehdo
こどもとおとなのワクチンサイト
https://ishort.ink/h2uP
㈱東邦微生物病研究所
https://ishort.ink/QhCC
BBC News
https://ishort.ink/Veid
Wikipedia
https://ishort.ink/XCzR
https://ishort.ink/nUpa
npr
https://ishort.ink/6bPX
NOVA SCIENSE PROGRAMMING ON AIR ONLINE
https://ishort.ink/7RRN
その他視聴者提供資料など

ご要望にお応えして、メンバーシップの開設を行いました。
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