韓国、日米台韓のチップ４の最後通牒も中国にビビり散らかす【ゆっくり解説】

2022年8月3日 2022年8月3日

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米中半導体競争の中で…「チップ４は同盟ではない」韓国の本心は
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5d2a40678bbcdf7919cba6ce4812995a0ffaa8b
米バイデン政権が３月に初めて提案した米韓日台の半導体サプライチェーン同盟「チップ４」は米中競争の構図がこれまでの貿易競争から半導体を中心にした技術競争に進化していることを端的に示す。チップ４を活用して半導体分野の反中戦線を拡大しようとする米国と、これに露骨な不満を示す中国の間で韓国は立場表明を極度に自制し慎重モードで一貫している。

◇「韓国の状況に合ったチップ４アイデンティティ設定」

ただ韓国が直面する米中半導体サプライチェーン競争の様相はこれまでの二者択一のジレンマとはやや異なる構図だ。米中両国が組んだ構図に受動的に臨むのではなく、国益の最大化を目標に構成段階から積極的に介入する戦略を推進しているためだ。特に韓国政府はチップ４の性格と方向性などが具体化していないだけに「反中連合体」の性格を薄めるための迂回路を探している。

まず韓国政府はチップ４が特定国を排除する閉鎖的連合として運用すべきではないと考えている。このため現在の４カ国以外にもオランダなど競争力を持つ別の半導体強国にチップ４の門戸を開放すべきという点を米国側に強調しているという。韓国政府は来月までにチップ４初の実務会合に出席するか知らせてほしいという米国の要請もやはり選択を圧迫する姿ではなく会議開催前の事前調整過程とみている。

関連議論に精通した政府関係者は「韓国がインド太平洋経済枠組み（ＩＰＥＦ）に初期メンバーとして参加しルールメーカーの役割をしたように、チップ４もやはり方向性とアイデンティティを韓国の状況に合わせて調整する作業が進んでいる。特にチップ４は４カ国が互いの特長を基にシナジーを出すための連合であり、中国など特定国を排除する方向になってはならない点を米国側に説得している」と話した。

◇「チップ４は同盟ではない」韓国の本心は

現在韓国政府は「チップ４」という名前を公式に使っていないだけでなく、チップ４が拘束力の強い同盟形態の連合ではないという立場を守っている。「韓国のチップ４加入は商業的自殺」（中国グローバルタイムズ、２１日報道）として牽制レベルを高める中国をなだめるためのメッセージだが、実際にもチップ４はまだ具体的な性格さえ決まっていないアイデア水準の提案という。

カギは韓国のチップ４参加が反中性格の動きではないとう点を説得する問題だ。尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領もやはり２１日に外交部の業務報告を受け「ＩＰＥＦとチップ４は特定国の排除ではなく国益を拡大する過程で検討すべき事案」という趣旨で注文した。これと関連して外交部の朴振（パク・チン）長官は「（尹大統領は）中国が誤解しないように（特定国排除ではないという点を）事前説明して解決していくよう積極的な外交を注文した」と伝えた。

韓国政府はチップ４など連合形態のサプライチェーンネットワークは長期的観点から検討すると同時に、短期的には韓米同盟次元の２国間協力に速度を出している。ＳＫグループの崔泰源（チェ・テウォン）会長が２６日にバイデン大統領とのオンライン面談を通じて２２０億ドル規模の新規投資計画を明らかにしたのが代表的事例だ。バイデン大統領はこうした投資計画を「歴史的発表」と評価し、「こうした革新的（投資計画）発表は韓米同盟が戻ってきて、２１世紀の競争で勝っていることを示す明確な証拠」と話した。
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